山口由岐夫代表理事による連載記事「スケールアップの化学工学」(全12回)の第3回「プロセスにおける律速」が、化学工学会誌6月号(Vol.81 No.6(2017))に掲載されました。
-冒頭より抜粋-
「製造プロセスの速度過程は,反応速度,拡散速度,移動速度,乾燥速度,晶析速度,溶解速度など,様々な速度過程から構成されている。そして,速度過程は並列過程と逐次過程に分けられる。逐次過程は直列結合であり,最も遅い速度過程がプロセス速度を決め,これを律速と言う。逐次反応(A→B→C→D)を例にとると,プロセス時間(A~Dの総和)を短くするには,律速を解消する。例えば,B→Cを律速過程とし,これを解消すると,次の律速過程,例えばC→Dが現れる。このように,律速過程を解消することにより,高い生産性や製品の高性能化が実現される・・・」
つづきは化学工学会誌6月号をご覧ください。