コロイド系材料は化粧品、食品、電子デバイスなど様々な分野で用いられているが、このコロイド系の制御が最終製品の性能に大きく関わっている。つまり、微粒子やポリマー、界面活性剤からなるコロイド分散系の物性把握が重要であり、その中でも特にレオロジー特性の考察と制御は不可欠である。しかしながら、レオロジー特性に及ぼす組成とその相互作用の影響、製造プロセスにおけるレオロジー測定データの解釈など、十分に解釈されていないことも多い。
 これまで、PIA (Products Innovation Association) は10 年以上に亘りコロイド分散系の数値シミュレーション、SNAP (Structure of NANO Particles) を開発し学会や、企業から高い評価を受けている。最近さらに、コロイド分散系の「数値レオメータ」の開発に成功した。粒子や溶媒の性質から相互作用パラメータを計算して、粒子間ポテンシャルなどを求め、このコロイド分散系材料のレオロジーシミュレーションが可能になった。実測データの解析、把握が可能となり、企業の研究開発の発展に寄与できると考えている。

 今回のセミナーでは、数値レオメータの解説、およびレオロジーと製造プロセスの絡み合いを紹介する。皆様のご参加を願っております。

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【主催】 一般社団法人プロダクト・イノベーション協会(PIA)

【日時】 2022年12月8日(木)13時~17時

【場所】 東京大学農学部キャンパス(弥生キャンパス) フードサイエンス棟2F 中島菫一郎記念ホール

【講師】
 PIA 代表理事/東京大学名誉教授      山口由岐夫
 PIA 常任理事/主席コンサルタント     吉江建一
 PIA シニアアドバイザー          瓦家正英
 PIA 主任研究員             小池 修
 東京大学環境安全研究センター 特任助教  辰巳 怜

【定員】 40名(1企業2名様まで)
申込〆切12月5日(月)ただし、定員になり次第受付終了

【費用】 50,000円(税込み1名様あたり)
銀行振り込みをお願いします。期日:12月末日/翌年1月末日

【プログラムとお申込みについて】 詳しくは、こちらの資料をご覧ください

【講演プログラム】

  1. 趣旨説明:13:00~13:20
    数値レオメータ開発の取り組み   山口 由岐夫(PIA代表理事/東京大学名誉教授)
  2. はじめに:13:20~14:00
    数値レオメータに期待すること   瓦家 正英(PIAシニアアドバイザー)
  3. 講演1:14:00~14:30
    ものづくりとレオロジー      吉江 建一(PIA常任理事/主席コンサルタント)
  4. 講演2:14:30~15:10
    SNAP、数値レオメータの解説    小池 修(PIA主任研究員)
  5. 休憩:15:10~15:30
  6. 講演3:15:30~16:15
    数値レオメータの事例による解説  辰巳 怜(東京大学環境安全研究センター 特任助教)
  7. 質疑応答:16:15~17:00

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