山口由岐夫代表理事による連載記事「スケールアップの化学工学」(全12回)の第5回「プロセスにおける流動」が、化学工学会誌8月号(Vol.81 No.8(2017))に掲載されました。
-冒頭より抜粋-
「化学工学体系の中で,流体力学は熱力学と同様に単位操作の根幹を構成している。本稿では,材料・プロセスの視点から,流動の影響について俯瞰する。流動は物質を輸送し撹拌混合を促進するだけではなく,流体力学的な非平衡相変化を引き起こすため,混合,混練,分散,分離,乾燥などの単位操作における材料の構造形成に決定的な影響を与える。流体力学的な非平衡相変化は,材料と流体運動の再帰的な関係により,自己組織化的な粒子・流体の構造を形成する。その結果,強い非線形性も現れ,直感による理解を超え,スケールアップにおいて様々な問題が顕在化する。・・・」
つづきは化学工学会誌8月号をご覧ください。